コラム

「総合生活産業」の力で拡がるDoスポーツの世界

企業とDo Sports

「総合生活産業」の力で拡がるDoスポーツの世界


NAS株式会社 細田和裕取締役

スポーツクラブNAS株式会社は、大和ハウスグループの一員として、「総合生活産業」の視点から「ココロの健康」「様々なスポーツに気軽に取り組める環境づくり」を重視。

スポーツを通じたコミュニティ形成や、バスケットボールなどのチームメンバーが必要なゲームスポーツもできる体育館施設「アリーナ」を活用した事業など、従来のスポーツクラブの枠を超えたユニークなサービスが特徴です。

NASのこれまでの取り組みや、生涯スポーツに対する想いについて、細田和裕取締役にお話を伺いました。

 

教育事業からすべての人のDoスポーツ推進へ

編集部  :
WMGはスポーツに関するイベントということで、スポーツクラブとしての御社の事業内容を説明していただけますか。
細田取締役:
 

女性専用のホットヨガレッスン

NASは2005年に大和ハウスグループに入り、今年で13年目です。
1972年の創業から長い間スイミングスクールを中心に展開しておりましたが、昭和の終わりから平成に入る頃、アメリカ・ヨーロッパより「スポーツクラブ」という概念が入ってきました。
そこからは、大人の方の健康増進のためのサービスと共に引き続きお子様の各種キッズスクール事業を展開しております。
また、都内3ヶ所に女性専用のホットヨガスタジオの単独店があるほか、既存のスポーツクラブにも併設している店舗もあります。
スポーツクラブでは月会費を頂戴していますが、ホットヨガは基本、1レッスンいくらという形で、利用された都度にお支払いいただくスタイルをとっています。
当初の予想では、スポーツクラブの会員の5~6割が利用者になると思っていましたが、ホットヨガのためだけにいらっしゃる方が大半を占めています。

 

編集部  :
1回限りでできるから、ハードルが低いということでしょうか?
細田取締役:
ハードルが低いのと、20代後半から40代くらいまでの女性は、1回ずつの費用が明確なほうが使いやすいのだと思います。

スポーツを通じた仲間づくりを応援

編集部  :
スポーツクラブ会員のほうが、ホットヨガ利用者より少し年齢が上ですよね?
細田取締役:

ロイヤルルーム

20代前半の方は確かに少ないですが、そこから上は日本の人口の年齢構成と弊社の会員の年齢構成は、そんなに極端には変りません。
60歳以上の方は利用頻度が高いので年配の方が多いという印象があるのかもしれません。
新しいお店には、60歳以上の方専用の、「ロイヤルルーム」という部屋があります。
女性グループで、午前中にレッスンを受けて、一緒に「ロイヤルルーム」でお弁当を食べ、また午後のレッスンを受けて帰られる方もいらっしゃいます。

 

編集部  :
Doスポーツのメリットの一つは、スポーツを通じたコミュニティ形成だと思っています。まさにそれを体現していますね。
細田取締役:

NAS元気横丁

西日暮里店はこの概念で最初に作った重要施設です。
西日暮里店はスポーツ施設のほかに、昭和の街並みを模した『三丁目の夕日』のような、「NAS元気横丁」という面白い施設を作りました。
ここでは、水彩画、書道、マンドリン、英語、三味線などカルチャー的なことも行っています。
スポーツ+αのことで、うまくコミュニティを作れていると思います。

 

日本のDoスポーツは「環境」が足りない

編集部  :
日本におけるDoスポーツ関連で、海外と比べて足りないと思うものはありますか?
細田取締役:
スポーツをすることに対して、圧倒的に「環境」が足りないですよね。
(精神的なハードルという点では)アメリカなどでは、ゴルフ場がリゾートにあるとか、カジュアルなところは短パンにTシャツでゴルフやっても「どうぞ」というスタイル。
(本格的なゴルフ場から気軽なゴルフ場まで)この幅があってやりやすい。
(場所の確保という点だと)草野球などをされている方は結構大変ではないでしょうか。
日本の場合、それほど自由なグラウンドが多いわけではないので、皆さん結構苦労して、土曜日、日曜日はとても早い時間からグラウンドを取ったりされていますよね。

「アリーナ」なら仲間が見つかる、Doスポーツの機会が拡がる

細田取締役:
 

アリーナ

西日暮里店(2012年開業)以降の新しいお店では、「アリーナ」という、100坪くらいの面積で天井高をしっかり取った施設を入れています。
スポーツクラブの、「この時間このスタジオでは何をやります」というプログラムの一環として、例えば「火曜の夕方4時から6時は卓球をやります」と決めて行います。
その時間に「アリーナ」に来ていただければ、(来場者がお互いに対戦相手になれるので)すぐに卓球ができます。
また、バスケットボールだと、皆さん「アリーナ」に来て、ちょっと練習やって、「それでは何時からゲームをやりましょう」となり、即席のチームで楽しんでいただいていますね。
まだ若くて元気で、いろいろなことを楽しみたい方には、今までのスポーツクラブではやはり物足りないところがありました。
社長の柴山からも「新しいものや様々なものにチャレンジしていくのが“大和ハウスイズム”だよ」と言われたこともあり、西日暮里店はボルダリング施設も入れました。
結構評判も良く、多くの方が利用されています。

 

WMGを「総合生活産業」として支えたい

編集部  :
親会社の大和ハウス工業さんは、なぜWMG2021関西のスポンサーになられたと思いますか?
細田取締役:
WMGに出場する方だけでなく付き添われる方なども含め、海外からお見えになる方に対しての各種サービス機能を「総合生活産業」である大和ハウスグループは持っています。
我々のグループの本拠地、大阪で開催される大きなイベントのスポンサーになることは至極当然なことです。
我々のスポーツクラブでトレーニングをされWMGに出場される方や、グループのホテルに泊まる方などに、グループの最大限のホスピタリティでおもてなしをさせていただきたいと思います。
そのほか、競技場の設備関連でもグループ企業がお手伝いして、WMGをご覧になる方にも快適な環境を提供させていただければと思います。
「総合生活産業」として大和ハウスグループが、普段あまりクローズアップされないところもしっかりとサポートして、WMGの成功のお手伝いをさせていただけることは非常に有難いことだと思います。

細田和裕取締役 プロフィール

1988年に日本体育施設運営株式会社(現在のスポーツクラブNAS株式会社)入社。
京都の醍醐店(現伏見桃山店)支配人、本社の総合イベントグループマネージャー、営業本部 関連事業部 執行役員などを経て、2015年4月に管理本部 取締役に(現職)。
好きなスポーツはスキーとゴルフ。
スキーは、指導者としての経験もある。

スポーツクラブNAS株式会社 概要
1972年 日本体育施設運営株式会社 創業、翌年からスイミングクラブを経営
2005年 大和ハウス工業グループ傘下となる
2009年 現社長の柴山良成氏が社長に就任
2010年 現在の社名「スポーツクラブNAS株式会社」に社名変更

コラム一覧へ戻る